今回はどのように弊社の屋外型収納庫『オサマール』が誕生したのかについてご紹介したいと思います。
長年ビルメンテナンス業を営んでいますが、ある時、管理物件に住んでおられる女性が冬用タイヤを運んでいるところに遭遇しました。お声をかけたところ、自宅のベランダに置くとのことでしたが、その光景が気にかかり調べてみたところ、集合住宅のベランダにタイヤを置くのは消防法に抵触していることを知りました。
その時ふと思い出したのが、新宿歌舞伎町の雑居ビル火災が発生し、数十名もの大きな被害が生じた原因が「非常口付近に物が積まれており、通路確保が不十分だった」というニュースです。集合住宅における消防法の違反が、災害発生時に大きな被害へとつながるということが衝撃でした。
さらに2014年8月、集中豪雨による広島県土砂災害で知人が亡くなったのを切欠に、日本中にプライベート防災倉庫の普及を進めたい、集合住宅の消防法違反状態を回避したいという願いを込め、「1㎡の有効活用」をコンセプトに『オサマール』を開発いたしました。
「おっさん7人、日本中にプライベート防災倉庫の普及へ!」
そうした背景のもと開発された『オサマール』に、世情に応じたサービスを提供できる「プラットホーム化」と、設置することで生じる不動産への経済メリットを兼ねそろえた企画をまとめ、広島をホームとしたおっさん達7人が意気投合し誕生した会社が、『スクエアメーター』です。
プライベート防災倉庫『オサマール』が普及すれば普及するほど、消防法遵守による防災へと繋がり、災害時への準備と同時に利回りの良い投資計画を複合させ、ますます普及に拍車をかけるよう努めてまいります。
次回は「1平米の価値について」お伝えしたいと思います。